
がじゃんが多いなあ。
しかも、でかいなあ。
「がじゃん」てのは「蚊」のコト。
ホントにこっちの蚊はねえ、
でかい。
倒し甲斐ありすぎ。
胴体がしっかりしてるんだよね。
手のひらにつぶす感触がある。
内地ではなかった感覚だな。
「ぷーん」て音があるでしょ。
あれがね、音程低いの。
存在感あり。
この前、石垣の公園で野宿したときの蚊は、
「ぷーん」て音が高かったなあ。
きっと小さかったんだな。
どっちかというと「きーん」て超音波に近かったもん。
日暮れどきになると、
開け放した我が家には、大量の「がじゃん」
同居人リエと一緒に、倒しまくってます。
リエは空中戦に強い。
わたしは自ら囮となる。
とまったところで、倒す。
あせると逃げられるから、一瞬吸わせる。
はあ、こんな技を磨いてどうするんだろう。
倒した蚊はティッシュにくるんで捨てるんだけど。
あまりに大量なので、ティッシュは一回じゃ捨てない。
もったいないから。
ティッシュの上に並べられるがじゃん達。
ちょっと憂鬱な光景です。
あいつらさ、血を吸うだけなら、いくらでも吸っていいんだけどな。
どんな親切心か知らんけど、血を吸った代わりに、
何か痒い液体を入れてくでしょ。
あれがね。
困ったやつらです。
西表横断したときの虫刺されやらヒル吸われやらが治らなくて、
足がぼこぼこ。
もうこれ以上かゆくしないで。
お願いだから。
ホントは倒したくなんかないんです。
共存しようぜ、痒くしなけりゃ絶対仲良くできるって。

