土木のおっちゃん。  2004年9月17日(金)

西表島の暮らしでは、
軽トラックと、
土木作業のつなぎ着てるおじさん達に
囲まれてたので、

東京に来てからも、
たまーに走ってる軽トラックを見ると、
「あ、○○さんと同じ軽トラだ!」と、
心が和んだりする。

西表に行くまでは、
土木作業のおじさん達って、
何となく野蛮で怖いイメージがあって、
近寄り難かった。

なのに、島に行ったら、
土木のおっちゃんしかいないんだもんなー。

そしてみんな、当たり前だけど、いい人だし。

勝手に抱いてた偏見を、
馬鹿らしかったなあ、と反省して、
東京に帰ってきてからも、
土木のおっちゃん大好きになった。

だけどさ。
今日会った、東京の土木のおっちゃんは、
通りすがりのわたしに、
適当に大声で、野次馬っぽく声かけておいて、
こっちから返事すると、まるっきり無視だった。

わたしが西表に行く前に、
勝手に抱いてた「偏見」そのもののおっちゃんに会った気がした。

島に行く前に会わなくてよかったなあ。

危うく、たった一人のために、
多くの「土木のおっちゃん」を誤解するところだった。

一人がそうだからって、
その職業の人がみんなそうだと思うなんて、
とんでもないよな。

そういう偏見って、割とありがちで危ないなあ。
「ホームレス」とか「政治家」とかさ。

それに、あのおっちゃんだって、
ちょっと照れ屋なだけかも知れないもんな。

何を見て、何を決めるか、
自分の目を大事にしていきたいなあ。