整える。  2004年5月24日(月)

ただいま!東京。

京都で十日間、瞑想してきた。
外部と全くコミュニケーションをとらない日々だったので、
目も耳も敏感になっていて、
突然の群集の中、
いろいろと動揺していたけれど。

羽田空港から、品川、渋谷と、
次第に実家に近付くにつれ、
「ただいまーーーーーー!」
と、ほっとした気分にあふれてきた。

4年間の島生活を経て、帰ってきたぞ、
我がホーム地。

瞑想の中で、はっきりしてきた思い。

「整えよう」

どんなに島が好きでも。
どんなに旅が好きでも。

わたしが生まれ、育った本拠地はここだ。

まわりに目が行き過ぎて、
自分の「源」を、
おろそかにしていたのではないか?

エネルギーの流れを良くしよう。

4年間使わなかったモノで溢れている部屋を、
家族の習慣で見逃されがちな、家の行き届かない部分を
片付けていこう。
整えていこう。

寝るのが大好き、朝食よりも布団を選ぶ、低血圧のわたし。
空腹のまま動いて、昼食と夕食で取り返していた。

車だって、携帯電話だって、
ガソリン入れないと、
充電しないと動かないのに。

「動いたぶんを、食べて取り返す」のをやめて、
「動くぶんだけ、先に栄養を入れよう」

夕食時には、眠るまでの間のぶんだけ、補給しよう。

体が、何を、どれだけ欲しがっているか。
自分の体に耳を傾けよう。
整えていこう。

学生時代の友だち。
何も言わずに、ぽーんと、4年も音信不通にしたり。

旅でお世話になった人たち。
お世話になりっぱなしで、
お礼の手紙も、
近況報告の電話もしていなかったり。

忙しさにかまけて、大事なことを忘れてないか?
整えていこう。

そうやって、ひとつずつ。ひとつずつ。

整えて、
自分の源である、この家を、この体を。
良いエネルギーで満たしていこう。

流れが、よどまないように。
流れが止まると、空気も水も濁るから。

わたしが濁らないように。