
わたしの参加している「国際平和巡礼」は、
核のない平和な未来を祈って、
去年の12月にオーストラリアを出発してから、
8月6日、9日の広島長崎を目指して、
ずーっとずーっと歩き続けている。
オーストラリアでは、
核燃料となるウランが掘られている。
そして、そのウランの大半は日本へ運ばれ、
原子力発電所で、毎日のわたし達の電力エネルギーとなる。
だから、ウランの掘られるオーストラリアから、
ウランの使われる日本各地を巡って、
核爆弾の落ちた、広島長崎へ。
1日平均25Km歩く、長い長い8ヶ月の巡礼の旅。
この巡礼の最後の10日間だけ、
なぜか縁あって参加しているわたし。
わたしの書く「まみぞう新聞」が連載されている、
「なまえのない新聞」で、この巡礼が紹介されていたり。
西表での同居人リエが、オーストラリアから歩いていたり。
やはり西表の友人が、この巡礼の代表の人と昔馴染みだったり。
広島という土地は、
去年の7月に訪れて以来、
たった3日の滞在だったとは思えないような、
深いつながりの友ができた、愛すべき場所。
そして長崎。
爆心地の浦上には、わたしの先祖が眠る。
いよいよ明日が8月6日、広島の日。
半分以上がオーストラリア人。
さらにアメリカ、ニュージーランド。
アボリジニやネイティブアメリカンの人達も参加している、
日本語よりも英語の飛び交う、このキャンプ(巡礼)で、
わずか4日間のうちに、いろんな経験、思いを通った。
心を一つにして、平和を祈ろう。
地球という、一つの生き物の中に生きているわたし達が、
互いに傷付け合うのは、もう止めよう。

