我が心の故郷役場。  2004年9月9日(木)

ちょっと用事があって、
我が第二の故郷、竹富町(西表島の住所)
の役場に電話した。

やっぱりあっちは、てーげー(だいたい、いい加減)でいいね。

だって終始こんな調子。

こちらから書類を送り返すことになったので、
「じゃあ、封筒に切手を貼って送ってください」
という話になるところ。

実際に役場の人が言ったセリフは
「じゃあ、封筒にハガキを貼って送ってください」
とな。

真剣に聞いていたわたしは、
返信用ハガキでも必要なのかと、
真面目に聞き返した。
「ハガキですか?」

すると役場の人。

「東京に帰った人はさすが、鋭いつっこみですねえ」
と、笑ってる。

こういう、何気ないところが、
やっぱり竹富町、たまらん。

だって、きっと東京だったら、
「失礼致しました、切手を貼ってください」
と、真剣に訂正するか、
自分の非を認めず、不機嫌に対応されるか、
どちらかの気がする。

そのどちらでもなくて、
「鋭いつっこみですねえ」
って。

この、ゆったりのんびり、
てーげーな感じ。
やっぱり大好きだなあ。

こっちが真剣なときは、
「しっかりしろー!!」
って叫びたくなるときもあるんだけどね。

そして、後日。

役場から送られてきた書類の、印鑑の欄には、
鉛筆の手書き文字で
「忘れないでネ!」
と書いてあった。

役場の公式な書類だよ。
「忘れないでネ!」って…。

高校生が授業中にまわしてる手紙みたいで、
微笑ましかった。

ありがとう、竹富町役場。
わたしの心のオアシスです。