最高の休日。  2003年4月13日(日)朝昼晴れ!夜小雨

朝。
ホットケーキを焼いて、芝生でブランチ。
幸せ。

昼。
海でぷかぷか。魚と泳ぐ。犬とも泳ぐ。
気持ちいい。

夜。
ホタルを見にいく。
大感動。

山一面のホタル。
山一面がクリスマスツリー。

ぴかぴか点滅。
無数のほたる。

数えきれないホタルの中を歩く。
光の道。

ホタルなら、家の前にも何匹かいる。
今の時期ならどこでも見られる。
でも、それとは違う。
レベルが違う、世界が違う。

光のシャワー。
そんな言葉が、自然に出た。
普段はくさくて言えない言葉。

だけど言葉じゃ伝えられない。
この体でしかわからない。

3人で行った。
ひとりは泣いてた。
ひとりは「すごいよ!すごい」が止まらなかった。

わたしは座って、ゆっくりカメラのシャッターを押した。
シャッタースピードをできるだけ遅くして。
この光を、カメラのレンズが長く、長く、吸い込むように。

だけど何にも写ってなかった。
真っ黒だった。
あんなにぴかぴか光っていたのに。

あの感動は、持ち帰れない。
そう決まってるのだ。
そう思った。

さっき起きた現実なのに、
もう夢みたい。
別世界。

だけど確かにあった事実。

あんな世界が実在した。
わたしたちは、あの体験を共有した。
わかちあった。

光の中を共に歩いた。

最高の休日。