知る人ぞ知るおいしいマンゴー。  2003年6月9日(月)

「落ちたマンゴー」が好き。
まだ熟れる前のやつ。

熟れる前の「パパイヤ」はね、かなり活躍。
ていうか、むしろパパイヤは、果物としてより、
青いうちに野菜として食べる方が多い。
パパイヤチャンプルー、漬け物、サラダ、煮物、キムチなどなど。
野菜パパイヤは、何してもおいしい。

でもね、わたしの言ってるのは、それじゃなくて。
マンゴー。

マンゴーは、もうホントに果物の王様!って感じ。
みんな大好きで、
なのに時期は短いし、値段も張るし、貴重品。

内地にいるときよりは、そりゃあ、ありつける回数は多いし、
高いって言っても、内地みたいに買えない値段じゃないし。
だけど食べられる機会には「やったー!」て喜ぶくらいの価値がある。
それがマンゴー。

でもね、わたしの言ってるのは、そのおいしい果物マンゴーのちょい手前。

雨や風などで、熟れる前にうっかり落ちてしまったマンゴー。

これは普通、
「あーあ、落ちちゃった」
と言って、捨てられてしまったり、
「一応置いておいて、熟させてみるか」
と言って、保存されたり、といった代物です。

マンゴーはね、野菜として食べる習慣があんまりない。

だけど、これがさ、食べてびっくり。
旨いんだな。
知る人ぞ知る「落ちたマンゴー」
(だと思う。意外に知られてたりして。わからん)
わたしは去年、マンゴー農家で働く友達に教えてもらって、やみつき。

★「落ちたマンゴー」のおいしい食べ方★

まだ堅い「落ちたマンゴー」を、小さめにスライスして、
塩でもみます。

以上、それだけ。
「落ちたマンゴーの漬け物」の出来上がり。
ちょっとしなっとした触感に、すーっぱい酸味がたまりません。
絶妙。

7月になったら、みんな熟して「おいしいマンゴー」になっちゃうし。
かと言って、青いうちにわざわざ収穫するなんて、
待っていれば「おいしいマンゴー」になるのに、
もったいなくてできないし。

ただ落ちるのを待つしかない。

うーん。
まさに今だけの、貴重なお味。

どこにも売ってない。
住んでる人しか食べられない、
しかも知らなきゃ食べられない、
さらに落ちなきゃ食べられない、
貴重な貴重なマンゴーなのです。