一難去ってまた一難。  2003年6月21日(土)

台風の被害は、わたしが感じていたより、
ずっとずっと大きかったようで。

特に、畑。
サトウキビがいっぱい折れてた。
来年は、今年みたいな豊作って訳にはいかなそうだな。

そりゃあ、風速50メートルも吹けば、
みな倒れるわな。
風速25メートルで、暴風域と呼ぶのに。
そのさらに倍の強さの風。
そんなの吹くんだなあ。

で、そんな台風が去った朝。
我が家には、次の災難が待ってた。

アリ。

シロアリじゃなくて、黒いアリ。
こいつらがまたすごいんだ。

一匹一匹はすごーく小さい。
小さい頃、近所の公園で見たアリの半分以下のサイズ。

だけど、その小さいのが、一気にぐわーっと押し寄せる。
しかも雑食。
甘いものだけじゃない。
甘いものより、むしろ普通の食事を好むくらいかも。

驚いたのは、そうめんの汁を流しに流したとき。
そのときすぐには何でもないけど、
しばらくして流しを覗くと。
汁を流した筋の通りに「うようようごめく黒い線」

そうです、それが奴らなのです。

必要以上に食料に敏感で、必要以上に群がりすぎ。

机の上に置いた布巾。
ぽつんぽつんと模様が見える。
「あれ?こんな黒いシミがあったかなあ」
と思うと、それがわらわら動き出す。

そう。
奴らは、洗い残した布巾にまでも群がる。

大好きなコーンフレークを食べようと、
牛乳を注いだ途端、皿にアリがぶわーっと浮いて来たときには泣いた。

「ああ、アリの季節か」
と思うけれど、それがいったいいつだかわからない。
年に何度か、がーっと増えて、ぱっと消える。

明日は「アリの巣コロリ」を買ってこよう。