ひとりが動くと、いっぱい伝わる。  2004年3月18日(木)

映画の上映会をした。

5年来の仲間、てんつくマン(のりやすくん)が撮った映画。
「107+1 天国はつくるもの」

自分が動けば、変わること、伝わること、できること。

言葉じゃ伝え切れない、あいつらの姿を伝えたくて、
西表島の東部と西部で、1回ずつ開催。

結果は大成功。

観た人みんなが
「よかったよー」って言ってくれて、
東部で1度観た人が、もう1度西部まで足を運んでくれたり。

ひとりでも多くの人に観てもらいたくて、
赤字覚悟、入場無料のチャリティにしたのに。
終わってみれば、大黒字。

それだけ、気持ちが伝わったんだな。

プラスになった分は、
アフガニスタンへの募金とさせてもらいます。
(映画の中で、長さ1キロのマフラーをアフガニスタンへ届けるのです)

みなさん、どうもありがとう。

それにしても、さすが西表。
いろいろ唸らされました。

19時スタートだって、さんざん言ってあったのに、
19時に集まった人数。
東部で5名、西部は2名。
(最終的には、東部は約50名、西部は70名以上も来てくれた)

これぞ「うちなータイム」。
(「うちなータイム」とは「沖縄時間」のこと。
普通の人の時間より、だいぶゆっくり流れてる)

他にも、
「絶対行くからよー」と言って、
来なかった「島の人」の多いこと多いこと。

島の人にこそ、来てほしかったんだけどな。

でも、島の人たちの、こんなところも好きなんだから、
仕方ないか。

東部の上映会は、ゴザも敷いて、おしゃべり交じり、和やかに開催。

映画の中で、サバニ(舟)が海に出る度、
それまで映画そっちのけで、ゆんたく(おしゃべり)してたおばあが、
「とーひゃー!」
「あい、危ない!」
と、声を出してくれたり。

逆に西部では、椅子をぴっちり置いて、
終わるまで誰ひとり席を立たない、気持ちのまとまった上映会。

どちらも気持ちよかった。

わたしという、一人の「伝えたい気持ち」が、
こうして、西表島で100人以上の人に「伝わった」

「1」が「100」。
すごいよな。

「100」が「1万」になり、
「1万」はいくつになる?
(大きい数は数えられない)

とにかく、素晴らしきねずみ講にバンザイ。

(でも、もちろんひとりじゃ何もできなかった。
青年会を始め、手伝ってくれた人、お客さん、全ての人に感謝。
どうもありがとう!)