
3月31日。
2004年度の西表島キビ刈り、終了!!
(製糖工場は、4月1日の夜中まで)
みなさんお疲れさまでしたー!
島のキビ刈りというのは、
一斉に始まり、
一斉に終わる。
製糖工場の稼動期間が、島のキビ刈りの期間だ。
製糖工場で1日に処理できるサトウキビは、
限界の量(120トンくらい)がある。
それを毎日、各農家で割り振って、
「この農家は2トン」
「あちらの農家は今日は5トンも刈ったから、明日はお休み」
といった具合に、納入する。
で、上手に割り振りした結果、
毎年だいたい4月中旬くらいに、
大きい農家も小さい農家も、
どこも一斉にキビ刈りが終了するのだ。
それが今年は、
例年1月にスタートするところを、
12月に始めたから、早く終わった。
3月のうちに終了。
最終日(昨日)のキビ刈りはすごかった。
わたしが食堂で働いている、14時頃。
携帯電話が鳴った。
「まみぞう、仕事が終わったら、畑に手伝いに来てー」
キビ刈りをしている友達からだ。
あわてて、15時すぎ、
長靴をはき、鎌を持って、畑に駆け付けると。
一瞬我が目を疑った。
いつもは4名で刈っているはずの、その畑に。
キビ刈り人夫が、20名以上もいるのだ。
そう、これぞ「結いまーる」(沖縄の言葉で、助け合う慣習)
前日で終わった農家、その日の午前中で終わった農家、
みんな続々と、終わってない畑に集まり、手伝っている。
そこに、普段はキビ刈りしてないわたしまで加わり、
最終的には30名はいたはず。
最高にハッピーな光景だった。
12月10日から、雨の日も暑い日も、
休むことなくキビを刈り続け、
(休日は月に一度の洗管日のみ)
あと30分で、全てのサトウキビが終わる!
自分の家の畑だけでなく、
この島全部の今年のキビが終了する!
というときに、
普段は絶対に助け合えないような関係の農家まで、
みんなみんな、ひとつの畑に大集合。
力を合わせて、終わらせた。
畑から帰る、みんなの笑顔、
畑の脇で飲んだ、おいしいビール。
ホントにホントに、おつかれさまー!!

