2003年12月 これで最後の2週間

食べちゃった

「クイ」食べちゃった。
こんなに「食べちゃった」て感覚の食べ物は、
久々、いや、初めてかも知れないな。

幼い頃から、煮魚といえば目玉を好み、
西表でも、イノシシにヤギを喜んで食べてるわたしでさえ。
ちょっとためらう「クイ」とは何か。

「クイ」の正体、
それは「モルモット」。

「でっかいネズミ」が、丸焼きになって、
皿の上で、大の字になって寝てるのです。

出てきたときは、さすがのまみぞうも、
ちょっとひるんだ。

リアルな「顔」は、まぁ許そう。
だけど、リアルな「小っちゃい手足」。
あれには参った。

だって、爪までついてるんだもん。
(あー、でも顔も「歯」には参った。リアルすぎ。)

とか言いながら、
しっかりネズミ(いやいや、モルモット)と握手をしつつ、
しっかり骨まで、むさぼり付いたよ。

だって、すっごくおいしいんだもん。

味は、そうだなぁ。
「脂ののりすぎた鶏のもも肉」って感じかなぁ。

若く見られる

有り難いことに。
南米に来てから、非常に若く見られます。

若く見られる年も、4つや5つは当たり前。
とうとう今日は、12才も若く見ていただきました。

本当の年を言ったら、
「信じられない!
何を食べれば、そんなに若くいられるか、教えて!」
と、超美人の22才にせがまれた。

わたしこそ、どうすればそんなに美しくなれるのか、
教えてほしい。

でも、この「若く見られすぎる」のも、結構面倒で。

何しろ、本当の年令が冗談にしかならないもんだから、
会話が前に進まない。

いくら本当の年を言っても、
「またまたー。で?本当は何才なの?」
の繰り返し。

結局「まあ、いいや」って、
何度、年をサバ読んだことか。

狂犬病のワクチンカードまで、
6つも年がサバ読まれてるよ。
(いいのか?一応、医療機関のカードだろうに)

だけど、この「サバ読まれ」も南米にいる間だけ。
沖縄で「色白」のわたしが、内地では「色黒」と言われたようなもんだ。
南米で「若く」ても、日本じゃ「普通」。
勘違いしないように、気をつけよう。

電話をかけたい

国際電話が安い!

わたしは決して、電話会社の宣伝をしているのではなく。
むしろ逆。
電話会社を通して、国際電話をかけると高い。

けど。
ネットカフェから、ネット回線を使って、
電話をかけると、めっちゃ安い。

インターネットって、やっぱりすごい。

地球の裏側、日本まで電話して、
だいたい、1分が30円。

これって、日本国内の携帯電話と同じくらいでしょ。
安いよね。

これを知らずに、実家への電話を、
普通のコレクトコールでかけていたわたし。
「1回で2000円くらいかかるんだから、
用件だけ、早くね!」と、
親にさっさと電話を切られ、
結局メールで用件を伝えたりしてた。

だけどこんなに安いなら。

もっとガンガン国際電話をかけてみたい!
せっかくだから、利用したい!

だけど、ひとつ問題がある。
それは「時差」

日本とエクアドル、ペルーとの時差は、14時間。
ちょうど半日違うので、昼夜逆転。

朝の10時にネットカフェが開店する頃、
日本は夜中の0時。
遅かれ早かれ、床に就く頃。

こっちの昼は、ますます日本の深夜、早朝。

夜の21時まで待ったとしても、
まだまだ日本は、朝11時。

午前中の電話って、
用件がないと喜ばれないよね。

という訳で。
せっかく安い国際電話、ちっとも利用できていません。

うーん、残念。

帰国まであと2週間ちょい。
誰か「深夜早朝の電話オッケー」な人、いないかな。
国際電話、かけたいなー。

これで最後の2週間

いよいよ、旅もラストスパート。

3週間の「スペイン語学校 & ホームステイ」も、
いよいよ終わり。

12月27日から、愛するクエンカを離れ、
再びペルーを目指して出発です。

100点満点で言ったら、
0点で始まった、この旅のわたしのスペイン語。

クエンカに来た頃は、2点くらいだったかな。
3週間、毎日、宿題まで頑張ったので、
8点くらいまでは進歩したはず。

もう一度言うけど、100点満点で、8点ね。

みんなが何をしゃべってるかは、相変わらずわからないんだけど、
何が起きているかは、わかるようになった感じ。

昨日は、字幕なしで、映画も見たよ。
わからないなりに、楽しめた。
進歩、進歩。

この、わずかなスペイン語で、
これから2週間、ひたすら南下。

ロハ、マカラから国境を越え、
ピウラ、カハマルカ、トルヒーヨ、ワラス、そして三度目のリマ。

どこで年を越すのかな。

この国境越えについては、
持っているガイドブックに全く載ってない。
どんな町かもわからない。
まさに自力の2週間になるはず。

思いっきり楽しむぞー。
いってきます!